クールシュベルポーカーはフロップポーカーの一種です。4枚のホールカード(手持ちカード)の中から2枚と、5枚のコミュニティカード(共通カード)の中から3枚を選んで、役を作って他のプレイヤーと勝負をします。
クールシュベルポーカーはどんなゲーム?

クールシュベルポーカーは場の中央にオープンで配られるカードを利用する、フロップポーカーの一種となります。ポーカーには様々な種類がありますが、大きくはクローズドポーカー・スタッドポーカー(オープンポーカー)・フロップポーカーの3種類に分類することができます。
クローズドポーカーは日本で一般的に行われているポーカーであり、カードの全部を他のプレイヤーにクローズした(隠した・伏せた)状態で勝負を行います。スタッドポーカーはカードの一部または全部を、オープンした(開いた・見せた)状態で勝負を行うことが特徴です。スタッドポーカーは近年主流となっている新しい形式であり、プレイヤーそれぞれにクローズで配られる手札と、場の中央にオープンで配られる全プレイヤーに共通のカードを組み合わせて役を作ることが特徴となります。
ポーカーは強い役を作ったプレイヤー勝つゲームですが、実際には相手がゲームから降りてしまえば弱い役でも勝つことができるため、いわゆるブラフ(はったり)などの心理戦の要因が大きくなっています。オープンポーカーやフロップポーカーでは手役の一部がオープンで勝負が行われるため、プレイヤー同士の読みあいや駆け引きがさらに複雑なものとなります。
クールシュベルポーカーでは、まずは各プレイヤーにそれぞれ4枚のホールカード(手持ちカード)がクローズで配られ、次に場の中央に5枚のコミュニティカード(共通カード)がオープンで配られます。各プレイヤーは4枚のホールカードの中の2枚と、コミュニティカードの中の3枚を選んで組み合わせ、自分の手役を作って勝負をします。クールシュベルポーカーでは、カードの交換は行われません。
クールシュベルポーカーのゲームの流れは?
クールシュベルポーカーではまずは4枚のホールカード(手持ちカード)が配られ、次にコミュニティカード(共通カード)の最初の1枚がオープンで配られます。この時点で最初のベッド(プリフロップ)となり、最初のプレイヤー(ディーラーボタンが置かれたプレイヤーの左隣のプレイヤー)がスモールブラインドと呼ばれる強制ベッドを賭け、次にその左隣のプレイヤーがビッグブラインドと呼ばれるスモールベッドの2倍のベッドを賭けてゲームがスタートします。
その他のプレイヤーはビッグブラインドと同額を賭ける(コール)か、ビッグブラインドよりも高額を賭ける(レイズ)か、あるいはゲームを降りる(ダウン・ドロップ)かのいずれかを選択します。他のプレイヤーが自分よりも高額を賭けた場合には不足分をコールするか、さらにレイズをするか、あるいは降りるかのいずれかとなります。
参加するプレイヤー全員が同額を賭けたところでさらに2枚のコミュニティーカードが配られて、2回目のベッド(フロップ)が行われます。4枚目のコミュニティーカードが配られた時点で3回目のベッド(ターン)が行われ、最後の5枚目のコミュニティーカードが配られた時点で4回目のベッド(リバー)が行われるのです。
ベッドが進行すると賭け金がアップするため、プレイヤーはその都度ゲームを続けるか降りるかの選択を迫られることになります。4回目のベッド(リバー)が終了した時点で2名以上のプレイヤーがテーブルに残っている場合には、ホールカードをオープンして手役の確認(ショーダウン)が行われます。手役の強いプレイヤーがチップを総取りするのです。
クールシュベルポーカーの役や配当は?

クールシュベルポーカーの役は一般的なポーカーと同様です。最も強いのがストレートフラッシュで、以下フォーカード・フルハウス・フラッシュ・ストレート・スリーカード・ツーペア・ワンペアの順となります。またいずれの役もできていない場合には、ハイカードと呼ばれる手役の中で最も強い1枚のカードの強弱(Aが最も強く以下K・Q・Jとなり2が最も弱くなります)で勝負が決定します。
クールシュベルポーカーは参加者同士でチップのやり取りを行うゲームとなりますので、ルーレットやブラックジャックなどのような配当(払い戻し率)は決まっていません。毎回のベッドについては、スモールブラインドとビッグブラインドの金額が基本となります。
プリフロップとフロップではビッグブラインドの金額が最初のプレイヤーのベッドとみなされるため、その他のプレイヤーはビッグブラインドと同額をベッド(コール)するか、ビッグブラインドの金額に同額以上を上乗せした金額をベッド(レイズ)することが必要です。
ターンとリバーではビッグブラインドの2倍の金額からベッドを始めることになります。クールシュベルポーカーでは通常はベッドの上限が決められており、それ以上の金額をベッドすることはできません。ただし一部にはノーリミット(無制限)でゲームが行われる場合などもあるようです。