
他プレイヤーとの駆け引き、最後まで分からないスリルあふれるゲーム展開、積みあがるポット…。
初心者にとってはあこがれの世界。
中級者以上にとっては、どこまでも深い世界が広がるポーカー。
ルールを押さえ、ベットの仕方を押さえ、粋なポーカープレイヤーとしてステップアップしたい!
そんなプレイヤーに贈るポーカーのルール、ベット方法、オッズのすべてをこの記事一本でマスターしよう!
ポーカーのプレイ|ラウンドの流れ
ポーカーは52枚のカードを使ったデッキを使い、チップを賭けて遊ぶゲーム。
最も普及しているテキサスホールデムというポーカーの種類のゲームでは、ハンドと呼ばれる役を作ることを目指します。
各プレイヤーの手元に2枚のカードが配られ、テーブルにある共用カード(コミュニティカード)を組み合わせて、他プレイヤーより強いハンドを作ればゲームに勝ちとなります。 |
4つのベッティングラウンドで1ゲームとなります。
▶︎ポーカーのルールを知ろう
経験のあるプレイヤーであれば、テーブルに参加しているプレイヤーがどれほどの経験値を持ち、どれほどポーカーを理解しているかがわかってしまいます。
ランダムにプレイしていては、あっという間に手持ちのチップが他のプレイヤーに移動してしまう、まさに実力の世界!
プレイ前にしっかりとルールを押さえておきましょう。
1. 残高をチャージ
リアルマネーでポーカーを楽しむには、もちろん残高をチャージすることが必要です。
クレジット、電子ウォレット、仮想通貨など、カジノが対応しているもので使いやすい決済方法でチャージできます。
2. ブラインドのポスト|最低参加費のベット
ポーカーでは、ゲームがきちんと毎回成立するように、「強制参加費」が決まっています。
この参加費は大小の違いがあり、
- 高額の方をビッグブラインド
- 少額の方をスモールブラインド
と呼びます。
ディーラー役となるプレイヤーの左側2名のプレイヤーがそれぞれ順にスモールブラインド、ビッグブラインドを支払います。
ビッグブラインドはスモールブラインドの2倍。スモールブラインドの額はテーブルによって決まります。
3. ディーラーからファーストラウンドをディール
強制参加費が出そろったら、ゲームスタート。
ディーラー(ゲームの起点)となるプレイヤーからカードが1枚ずつ、計2枚配られ、この手持ちのカード(ホールカード)と場に出される共有カード(コミュニティカード)を用いてハンドを狙います。
4. プリフロップベッティングラウンド-決断タイム・1回目のベッティングラウンド
カードが配られたら、各プレイヤーその2枚のカードを確認。
その後、その自信のほどによって各プレイヤーがポット(そのゲームの賞金総額)を形成していきます。
・自信がなければ → フォールド(ゲームを降りるアクション) ・ゲームを続けたければ → コール(前のベットと同額をベット) ・自信があれば → レイズ(賭け金増額) ・絶対に自信があれば → オールイン(チップ全額を賭ける) |
といったアクションを取ることが出来ます。
これだけでも、どのアクションをとるかで、周りのプレイヤーに伝わるプレッシャーが変わるのがわかりますね。
自分がビッグブラインドで、他のプレイヤーがみなレイズせずに全員が同額になった場合、スキップして次のラウンド(ゲームの段階)に進むことも可能。
これをチェックと言います。
強いハンドが期待できるのに、控えめにベットしてポット増額を狙う。早々にゲームを降りて資金を守るなど、いろいろなパターンが考えられます。
ただ、一発で大きな資金の変動がある賭け方は避けましょう。
ポーカーの各ベッティングラウンド
1. フロップ : 最初の3枚のカード
ゲームを降りるプレイヤー、続けるプレイヤーが決まったら、ゲームは次の段階であるフロップへと移ります。
フロップではいよいよ、場に3枚のカードが表に配られます。
2. ポストフロップ : 2回目ベッティングラウンド
次は4枚目のカードをめくる前のベッティングラウンド。
つまり賭け額を増やすか、そのままにするか、ゲームを降りるかを判断します。
ポットに集まるチップが増え、勝者が手にできる賞金が上がっていきます。
3. ターン : 4枚目のカード
2回目のベットが出そろったら、次は4枚目のコミュニティカードがディールされます。
4. ポストターン : 3回目ベッティングラウンド
4枚目のカードが出そろったら、3回目のベッティングラウンドに進みます。
5. リバー : 5枚目のカード
3回目ベッティングラウンドが終わると、次はいよいよラストチャンス。
もう1枚のコミュニティカードが加わります。
それまでの周りのプレイヤーの判断内容(ベットを上げたかどうかなどの動作)から、どれほどの役ができているかを読みとります。
6. ショーダウン : 最終ベッティングラウンド
5枚目のカードが出揃ったところで、もう一度ベッティングラウンドを挟み、全員のベットが終わったところでショーダウン。
手持ちのカードを公開します。
これでどのプレイヤーが最も強いカードを持っていたかが分かり、最終的な勝者が決まります。
7. 勝者総取り
このゲームラウンドに勝利したプレイヤーが、その場のポットすべてを手にします。
各ベッティングラウンドでは、下りるか同額以上のベットをすることになるので、プレイしている人数にもよりますが、ベットはスモールブラインド(最小ベット額)の何十倍にもなることがあります。
ポーカールールのすべて|基本用語
ゲームの流れがわかったところで、勝ち負けを決めるポーカーのルールを見ていきましょう。
▶︎ポーカーゲームの目的
ゲームの目的は、周りのプレイヤーよりより強いハンドを作ること。 |
リバーが終わるころには、コミュニティカードが5枚、ホールカードが2枚の合計7枚のカードが有ることになります。
▶︎ポーカーハンドのランキング
ポーカーのハンドは、弱い順に並べると次のようになります。
ハンド | 内容 | 例 |
---|---|---|
ワンペア | 同じ数字またはフェイス(絵柄)が2枚 | ♡3+♠3 |
ツーペア | 同じ数字またはフェイス(絵柄)が2枚×2組 | ♡3+♠3と♢J+♣J |
スリー・オブ・ア・カインド | 同じ数字またはフェイス(絵柄)が3枚 | ♠4+♢4+♣4 |
ストレート | 5枚のカードが連番(スート問わず) | ♠6+♢7+♣8+♡9+♠10 |
フラッシュ | 5枚のカードが同じスート | ♠2+♠4+♠8+♠9+♠K |
フルハウス | 同じ数字の3枚1セットと2枚1セット | ♠6+♢6+♣6と♡J+♠J |
フォーカード | 4枚のカードが同じ数字またはフェイス | ♠6+♢J+♣J+♡J+♠J |
ストレートフラッシュ | スートが同じで連続した5つの数字 | ♠2+♠3+♠4+♠5+♠6 |
▶︎フロップ・ターン・リバー
ポーカーでよく出てくる基本単語3つを押さえておきましょう。
- フロップ:最初の3枚のコミュニティカードを開くラウンドのこと。
- ターン:4枚目のコミュニティカードを開くラウンドのこと。
- リバー:5枚目、最終コミュニティカードを開くラウンドのこと。
▶︎ディーラーボタン
ディーラーボタンとは、ディーラー役となるプレイヤー(ゲームの起点となるプレイヤー)を示すために置く、チップのような丸い形のボタンです。ゲームが変わるごとに、ボタンの位置が移動していきます。
▶︎ビッグブラインド・スモールブラインド
ゲーム開始前に、強制参加費を払わなければいけないプレイヤー。
ビッグブラインドは、スモールブラインドの2倍です。
ディーラーボタンを持つプレイヤーの左がスモールブラインド、もう1つ左のプレイヤーがビッグブラインドとなります。
スモールブラインドの額は、テーブルごとに決まります。
▶︎ベットルール:ノーリミット、リミット、ポットリミット
賭けられるチップの額は、ポーカーテーブルごとに決まっています。
- ノーリミット:手持ちのチップを上限とし、任意の額を賭けられる。
- リミット:各ベッティングラウンドでかけられる上限が決まっている。
- ポットリミット:ポットサイズまでを賭けられる額の上限とする。
▶︎押さえておくべきポーカー用語
ポーカーを実際にプレイする前に、覚えておく必要があるポーカー用語。まずはこの用語だけは覚えておきましょう。
用語 | 定義 |
---|---|
ホールカード | ゲーム開始時に配られる手持ちの2枚のカード。 |
コミュニティカード | 全プレイヤーが使うことになる、場に開かれる3枚のカード |
フロップ | 最初の3枚のコミュニティカードを開くラウンド。 |
ターン | 4枚目のカードを開くラウンド。 |
リバー | 5枚目のカードを開くラウンド。 |
▶︎ルールの種類
ポーカーのルールには亜種を含めると100種類以上あるといわれますが、大きく分けて主流は3つあります。
- フロップポーカー:コミュニティカードを使用し、各プレイヤーにカードが伏せられた状態で配られる(他のプレイヤーには見えない)。
- スタッドポーカー:各プレイヤーに配られるカードが一部開かれる。
- ドローポーカー:各プレイヤーにカードが伏せられた状態で配られ、1度だけ交換できる。
ポーカーでのベットのタイプ
ポーカーはほかのテーブルゲームに比べルールが複雑で、参加人数やそれぞれのプレイヤーがとる行動にもより最終的な勝率が刻一刻と変化していきます。
ルーレットなどで用いられるマーチンゲール法や10%ベット法などとは異なるポーカーの戦略が必要になります。
▶︎ポーカーのベットオプション
ポーカーでできるベットの方法をおさらいしましょう。
コール
自分がベットする番になった時、前のプレイヤー(右隣のプレイヤー)と同額をベットすること。
レイズ
自分がベットする番になった時、前のプレイヤー(右隣のプレイヤー)より大きな額をベットすること。
フォールドよう
開始時のハンドが悪い、またはゲームが進行していく中で相手にかなわないとみた場合など、負けを認めてゲームを下りること。それまでにベットしたものはすべて失われます。
オールイン
自信のある場合、チップの全額を賭けること。
チェック
場のベット額が一巡してもレイズされない場合、スキップすること。
ポーカーのオッズと賞金
ポーカーの賞金は、参加人数、プレイヤーのとる行動によって大きく変化します。
オッズを計算するには、「アウツ」と言う概念を用います。
手持ちのカード2枚が勝ちハンドになるには、いくつのカードが必要かを表すのがアウツです。
勝ちハンドができるカードの枚数が1枚しかなければそれだけ強いハンドであるので、オッズも上がります。
6人参加時のオッズは以下の通り:
アウツ | ポッドオッズ |
---|---|
1 | 46倍 |
2 | 23倍 |
3 | 15.3倍 |
4 | 11.5倍 |
5 | 9.2倍 |
6 | 7.7倍 |
7 | 6.6倍 |
8 | 5.75倍 |
9 | 5.1倍 |
10 | 4.6倍 |
11 | 4.2倍 |
12 | 3.8倍 |
13 | 3.5倍 |
14 | 3.2倍 |
15 | 3.1倍 |
16 | 2.9倍 |
17 | 2.7倍 |
18 | 2.6倍 |
ポーカーのハウスエッジは、ポットの何%を手数料として差し引くと言う形です。