皆さんポーカーの種類はしっかりおさえられていますか?
というのも、ポーカーというカジノゲームはトランプの中で最も派生形が生まれているゲームといわれており、プレイヤー個々やコミュニティ間でつくったものを合わせれば、その数は実に30以上!とてつもない数があるんですね。
なので今回は、
- ポーカーの種類は?
- どういうカテゴリで分けられるの?
- ポーカーの種類によって何が違うの?
といった読者のお悩みを、少しづつ解決していこうと思います!
ポーカーの種類を大カテゴリでまとめてみる
ポーカーの種類は正式にいくつとはいえませんが、ポーカーのルールで大きく分けると
- クローズドポーカー(ドロー)
- オープンポーカー(スタッド)
- フロップポーカー(ホールデム)
- その他(特殊なやつ)
の4カテゴリに分類することができます。ビデオポーカーについては本記事の最後のほうで解説していますが、結論からいうと”種類”ではありません。
また、わたしたち日本人に最も馴染みのあるポーカーは5ドローポーカーといわれていますが、実はポーカー>クローズドポーカー>5ドローポーカーという形で派生していることがわかります。
というように、ポーカーにはさまざまな種類がありそれぞれでルールが異なるに加え、クローズド=ドロー、オープン=スタッド、など呼び名が違えど指すものは同じという場合があるので、カジノゲームの中でも特に混乱しやすいゲームといえます。
クローズドポーカー(ドローポーカー)
前述した5ドローポーカーが含まれる「クローズドポーカー」は、最も古い形といわれるポーカーの種類で、
- 手札は全て隠してプレイする
- 配られた手持ちのカードで勝負する
- ベットタイムとアクションは2回づつ行う
などが特徴といわれています。早速ですがクローズドポーカーの中でも特に知名度の高い種類を2つほどご紹介しましょう!
▶5ドローポーカー【日本で一般的】
冒頭で話した通り、日本で最も馴染みのあるポーカーが、この5ドローポーカーです。
デッキ ⇔ 手札 のカード交換を途中途中ではさみながら、配られた5枚の手札をより強い役にしたプレイヤーが勝利します。プレイヤー同士で勝負を行うため、ディーラーはいません。(ディーラーをつけることも可能ですが)
▶オアシスポーカー
オアシスポーカーはクローズドポーカーの基本的なルールを使いますが、ディーラーvsプレイヤーの1対1でプレイするのが特徴です。
他プレイヤーの有無に関係なく、ディーラーとのタイマン勝負ですので、一騎打ちを好む方はオアシスポーカーがおすすめといえます。
▶その他のクローズド/ドローポーカー
基本的に5ドローかオアシスをプレイすることになると思いますが、クローズドポーカーにも以下のような派生形があります。
- Anything
- 8オアベター
- ジャックオアベター
- ローボール
- ショットガン
- 2to7ドロー
それぞれで微妙にルールが異なるため、プレイする場合は賭け方やゲームの流れをまず確認してから参加しましょう。
オープンポーカー(スタッドポーカー)
役の強さなどはクローズドと変わりませんが、スタッドポーカーは別名オープンと呼ばれるように、
- カード交換ができない
- カードの一部を表向き(アップ)にする
ことが特徴的です。
そのため、1度配られたカードはプレイの最後まで手持ちとして扱うことになり、最初に配れたカードの強さ(役)が大きく影響するポーカーの種類となります。
また、オープンポーカーは基本的に5枚バージョンか7枚バージョンで分かれているので、以下で紹介する有名どころ2パターンを抑えてしまえば、スタッドはほとんどプレイできるようになると思われます。
・表向き=アップカード / フェイスアップ / オープン
・裏向き=ホールカード / フェイスダウン / クローズド
詳しくはこちら →「アップカードとは?」
▶カリビアンスタッドポーカー
カリビアンスタッドポーカーは、別名パシフィック/バミューダ/トロピカル/5スタッド…とも呼ばれるスタッドの代表的存在です。
チップを賭け終わると、自分の手札として5枚のカードが配られますが、ディーラーの手札は5枚中1枚がオープン(表向き)となり、その強さを見て再び賭けるというのが特徴です。
▶7カードスタッドポーカー
セブンカードスタッドポーカーは、先程のカリビアンスタッド(5枚バージョン)から2枚追加した7枚形式でおこなうのが特徴です。
詳しくは以下で解説していますが、配られた7枚のなかから、自由に5枚を組み合わせて役(ハンド)をつくって勝負します。
▶シンガポールスタッドポーカー
基本ルールはカリビアンと同様ですが、チップを置くのではなく、ディーラーに賭金を前払いします。前払いした賭金はパネルにクレジットされ、ボタンを押して使います。
「Lucky Player」「Magic Card」ルールがあり、Lucky Playerに指定されたプレイヤーには10ドルの加算、Magic Cardは1枚のカードが指定され、そのカードを持っているプレイヤーに同じく10ドルの加算が行われます。
通常は自分に対してベットしますが、ディーラーに賭けることもできます。
▶その他のオープン/スタッドポーカー
オープンポーカーはカリビアンスタッドが代表的ですが、その他にも
- ラズ
- シンガポールスタッドポーカー
- 7カードハイロースプリット
など特殊ルールを加えたタイプがあります。ちょっと知れてないニッチなオープンポーカーを…ということであれば、上記を覚えてみましょう!
フロップポーカー(ホールデムポーカー)
フロップポーカーは、別名ホールデムポーカーといわれるポーカーの種類で、プレイヤー全員の共通カードとして扱う「コミュニティカード」があるのが特徴です。
▶テキサスホールデムポーカー
フロップポーカーの一種「テキサスホールデムポーカー」は、さまざまなポーカーの大会で使用されてから認知度がグンッと上がり、現在最も人気なポーカーといわれています。
ブラフ(はったり)をかけて相手を騙したり、オールイン(全チップを賭ける)などで弱い役を強い役のように見せかけたり、勝負においてたくさんの駆け引きがある超絶面白いポーカーのため、カジノゲームを覚えてたい方、またはオンラインカジノに参入しようとしている方、全てにおいて覚えておきたいポーカーの種類です。
▶オマハホールデムポーカー
オマハホールデムポーカー(別名オマハポーカー)といわれるこの種類は、ポーカー>フロップポーカー>テキサスホールデム>オマハというように、上記のテキサスホールデムから派生したポーカーゲームです。
5枚のコミュニティカード+4枚の手持ちからハンドを作ることが特徴といえますが、オマハホールデムポーカーには、
- ボットリミット・オマハポーカー
- ノーリミット・オマハポーカー
- 固定リミット・オマハポーカー
と複数のルールがあることも特徴としてあげられます。役の強さは一般的なポーカーと変わりません。
▶クールシュベルポーカー
基本的なルールはオマハと同じですが、クールシュベルではまず1枚コミュニティカードを開きます。
プレイヤーは手元の4枚とコミュニティカード1枚を見て、勝負を続けるか降りるか決めることができます。その後2枚コミュニティカードを開き、ハンド4枚とコミュニティカード3枚で役を作ります。
▶カジノホールデムポーカー
基本のルールはテキサスと同じですが、プレイヤー同士の勝負ではなくディーラーとの勝負になります。ディーラーは手元に4以上のペアがある場合のみ勝負ができ、ない場合はフォールドします。
▶レットイットライド
最初に3箇所にチップを賭け、3つのベットを賭けたままか撤収するかを変更するため、レイズはありません。最高額から減らしていくのがレットイットライドの特徴です。
使用できるの手札3枚とコミュニティカード2枚の計5枚で、10のワンペア以上のハンドができるかどうかを賭けるゲームです。誰かと勝負するものではないので、気軽に楽しめます。
▶その他のフロップ/ホールデムポーカー
上記の有名どころ以外にも、
- カジノホールデム
- オマハハイロースプリット
- パイナップル
- クレージーパイナップル
- ウォータメロン
など様々な派生形が存在します。ただルールが結構変わるものもあるので、プレイする前はルールやベット方法などを確認してからチャレンジしましょう!
その他のポーカー(特殊)
さらにポーカーにはこれまで解説してきた
- クローズド(ドロー)
- オープン(スタッド)
- フロップ(ホールデム)
のどこにも分類できない、特殊なルールをもつポーカーも存在します。
- ティーンパティ
- パイゴウポーカー
- スリーカードポーカー
これらは、あまり馴染みがないので遊べるプレイヤー、大会ともに少ないですが、ポーカーを極めたいのであればぜひ覚えてみる価値ありでしょう。
様々なタイプを習得することがポーカーを知る近道となることもあるかもしれません。
ビデオポーカーは種類ではなく別ジャンル
ちょっと長くなってしまったのでお忘れかもしれませんが、冒頭で「ビデオポーカーは種類ではないよ」とお話しました。
その理由としては、「ビデオポーカー=これまで解説してきた様々なポーカーをビデオモニターで遊ぶこと」だからです。
つまり、ビデオポーカーで遊べるトランプゲームは、テキサスホールデムやドローポーカーなど、その台によって異なるということ。
なんなら機械をつかってプレイするため、スロットマシンのような位置づけです。他のカジノサイトではこのビデオポーカーをあたかもポーカーの種類のように解説しているところがありますが(確かにコインなどを使うので同じ括りにしても間違いではないが)、厳密には上記のとおりですので、混乱しないように気を付けてください。
まとめ
ポーカーの種類は大きく、
- クローズドポーカー(ドロー)
- オープンポーカー(スタッド)
- フロップポーカー(ホールデム)
に分かれています。そこから様々なポーカーに派生する形ですので、「〇〇と〇〇って違うの!?どういうこと!?」と混乱している方は今一度この記事を見直し、頭を整理してみてください。
では、素晴らしいポーカーライフを。