ブラックジャックで勝つために必要なこと、それは戦略といわれています。トランプゲームの中でもルールは単純です。ポイントは「ベーシックストラテジー」この基礎的な戦略法を頭に入れておくことで「勝てる」要素が見えてきます。
ブラックジャックの勝ち負け・引き分け

ブラックジャックは勝敗決定がとても単純で、わかりやすいルールがあります。配られたカードの合計点が21点を「越えない」、21点に近いハンド「役」を作る方が勝ちです。目的としてはディーラーに「勝つこと」なのでハンドを作る時ディーラーよりも21に近くすることで勝利となります。
21点を超えた場合は「バースト」負け確定です。ディーラーもプレイヤーもバーストとなるとディーラーが勝ちです。また注意点としてはカード枚数が少ない状態で21を作る方が勝ちとなる事、つまり、ディーラーが2枚で21を出した、プレイヤーは3枚で21を出したという場合は、ディーラーの勝利となります。
ディーラー、プレイヤーのハンドが全く同じ点数となった時は引き分けです。このような単純なルールだからこそ、ディーラーのカードがどの組み合わせとなっているのか分析する事が重要なカギとなります。相手の手を読むための勝利方法を得ておくことも重要です。
ベーシックストラテジーを覚えることが「勝利」のポイント
ブラックジャックの勝ち方として、ベーシックストラテジーという必勝法があります。これは、ディーラーが持っているカードが何かを分析し、自分が勝つ可能性をより高めていくための勝利方法、戦略です。
ベーシックストラテジーは、ディーラーは16以下となった場合、必ずもう1枚カードを引く、また17以上となる場合は引かずに勝負に出るという基本ルールを持っています。もしもディーラーのアップカード、つまり開いているカードが「6」だったとしても、最大は16となるのでディーラーは必ず1枚引くことが必要です。バーストする可能性、22以上となってしまう可能性が上がります。
このポイントを押さえておくことで、仮に自分が12だとしてもカードを引かず勝負するということもできる、これがベーシックストラテジーの考え方です。相手のカードを読み、バーストするかどうかを読めるかどうかが勝敗を分けます。
ストラテジーチャートを理解する事が重要

ストラテジーの表、チャートを見ると複雑に感じるのですが、慣れてくると次にどう出るべきか、そのアクションを導き出すことができます。表の赤色「H」はヒット、オレンジの「D」がダブルダウン、青色の「S」がスタンドです。
表をうまく見ることができるようになると、勝率が高くなります。例えば最初のターンでプレイヤーが8と2で合計10、ディーラーのオープンカードが4という場合、ここでチャートを確認します。するとプレイヤー側と10とディーラーの4が交わる部分はオレンジの「D」ダブルダウンです。表に従いダブルダウンする事で勝利する可能性を少しでも上げることができます。
ストラテジーチャートは通常のチャートを利用する事でも勝率を向上させる効果を持っていますが、そのほかのチャートを利用する事で勝率をさらに上げることができるといわれています。手札のAを1として数えるチャートはハードハンド、手札のAを11として数えるチャートをソフトハンド、さらに同じカードが出た時のパターンが表となっているスプリット、こうしたチャートの利用も勝率向上の方法です。
ストラテジーチャートのソフトハンドを利用してみると・・
最初に配られえたプレイヤーのカードに「A」があるか、また同じカードがあるのか、まず確認です。プレイヤーにAがある場合、ハードハンド、ソフトハンドいずれかのチャートが利用できるので、合計値をいくつにするか考え表を選択します。
ディーラーのオープンカードが10、自分の合計値を18にしたい、Aを11とするならソフトハンドチャートの利用を考えます。プレイヤーはAと7、ディーラーが10なのでソフトハンドのチャートで、A・7の部分とディーラーのオープンカード10の交わる部分をみるとHヒットです。表にそってヒットを選択する事で勝率を高くすることが可能になります。
スプリットチャートは同じカードがある場合に利用する
プライヤー側に同じカードがあるか、もしくはAがあるかどうかによって利用するのがスプリットチャートです。同じカード、8 ・8があったとしてディーラーのオープンカードが9だったとします。
スプリットチャートのプレイヤー側、8・8とディーラー側のオープンカード9の交わるところをみるとスプリット「P」の表示です。スプリットする事で、ハンドを2つに分割でき、二つの8それぞれに対して追加のトランプを引くことができます。勿論分割した両方に同額の掛け金が必要となりますが、何れかがヒットする可能性があるので勝率が高くなります。
ディーラーのカードの組み合わせがどうなるのか、また自分のカードをどう活用するのか、その分析にチャートを利用するベーシックストラテジーを利用すれば、勝利の可能性を高めることができます。チャートを覚えるのが大変と思う人が多いのですが、繰り返し練習する事で頭に叩き込めば、ブラックジャックで勝利する可能性を広げることも夢ではありません。
初心者はブラックジャックで間違ったイージープレイをしてしまいがちです。正しい勝つための「コツ」を理解して、勝負できるようになることが望ましいでしょう。正しくプレイをすれば十分に勝機はあります。
通称「流れ」はブラックジャックでは考えない

ブラックジャックのゲームは数学的なゲームであり「流れ」はありません。そのため、バカラのように過去の出目を記録して、今回の勝ち負けを予想するようなゲームではありません。これは過去のデータと現在が連動しておらず、常に現在の状況と勝負しなければならないからです。
心理戦の要素があるポーカーや麻雀では流れがあると考えることも十分に可能です。これは相手側のプレイヤーも人間である以上、心理的な同様や相手のプレイヤーをどのように観察しているのか「プレイヤーノート」の判断が違うからです。これも心理戦が加味されるゲームでは実力とされています。
しかし、ブラックジャックは純粋に残りのカードから判断することになります。ライブのブラックジャックで、カードのカットやシャッフルの状況から推察できるようなカードカットに対して高い力量を持つような人でなければ、カードの並びに関してはランダムの要素で判断するしかありません。
そうなると、過去の出目や勝負の内容から次の勝負のことを予想することはほとんど無意味になってしまいます。むしろ自分の心理的な状況がどのようになっているのかを判断するほうが重要になってきます。あらゆるゲームに共通していることですが、心理的に冷静でなければ、ゲームで勝ち続けることはできません。冷静な判断もできなくなってしまうからです。
勝ち続けているときや、負けが込んでいるような「ゲームが傾いている」ときに、流れに頼ることは大変危険なプレイであることを理解しましょう。自分がブラックジャックで勝つために、何を根拠にプレイをしているのかを知っていれば、過去の状況に惑わされることもなくなります。
実は長期戦ができるゲームのブラックジャック
ほとんどのゲームはゲームを提供している「ハウス側」が有利であると考えるのが一般的なカジノゲームでプレイをする一般の人の考えでしょうが、実はブラックジャックは一般の人が長くプレイをしたとしても、それほど不利益を被らないゲームの一つとして人気があります。これは、プレイヤー側がベット金額を変えられることや、ゲームの判断は複雑であるものの、ゲーム性やコツを理解すれば、ディーラー側とよい勝負ができる、フィフティフィフティに近い、珍しいゲームだからです。
バカラやルーレットは分かりやすい例で、ハウス側が勝てるようになっている典型的なゲームです。バカラの場合には「コミッション」という方法で、収益をあげています。マイゲーム確実に収益をあげられる方法を作り出しています。ルーレットも同様で36倍の配当が一点賭けでの支払いで基本になっていますが「0」や「00」を用意してプレイヤー側の配当を少なくすることでゲームで長くプレイをすることでディーラー側が収益をあげられるようになっています。
しかし、ブラックジャックにはこのような仕組みがないため、純粋に毎ゲーム、ルールに則り、ディーラーとプレイヤー側が勝負することになります。そのため、長くプレイをしたからといって、プレイヤー側がハウス側が設定している「手数料」で不利益を被ることはなく、十分にイーブンマネーやダブルアップのチャンスはあるゲームであるといえるでしょう。
本場のルールでブラックジャックを覚えよう
初心者の人ですとまずは「ブラックジャック」に「習うよりなれろ」を心がけるようにするほうがよいでしょう。これはルールが分からないため、何からプレイをしてよいか分からない、ゲームの勘所がまったく分からないため、冷静な判断ができないためです。単純な運ゲームではなく、確率論や期待値が大きく左右しているゲームなのは中級者以上であれば十分に理解をしています。
しかし、現在、アプリケーションやオンラインゲームの中で「ブラックジャック」と銘打ったゲームは多く登場していますが、本場の公式ルールと違い、スプリットがなかったり、ブラックジャックの配当が2,5倍になっていない、スペードのAとスペードのJで配当が21倍になるなど、特殊なルールが用意されたブラックジャックがあります。これらのルールで覚えてしまうと、公式ルールに対応するときに、悪いプレイスタイルが身についてしまう危険があります。
公式ルールで無料で体験できるゲームサイトやオンラインカジノのサイトは多くありますので、本格的にブラックジャックを強くなりたいと考えている人は正式ルールで覚えるようにしましょう。また、プレイをして「なれる」ことも大切ですが、バーストの確率や基本的なディーラーのスタイルもはっきりと覚えておくと冷静な判断ができるようになります。
実は負けているときが最大のチャンス

ブラックジャックでは3連敗、6連敗のようなことは長くプレイをしていれば、正しいプレイスタイルで望んだとしても決して珍しいことではありません。しかし、この状況に陥ったとしても、絶望することはありません。実は負け続けているときには、ディーラー側に有利となっているローカード、2、3、4、5、6の札が多く集中しており、Aや絵札が温存されていることが多いからです。
実際に正確にカウンティングをしなかったとしても、実は負けているときこそ、大きく勝つチャンスがあるということを理解しておくとよいでしょう。完全にカウンティングをしてしまうと、ライブのブラックジャックでは「違反行為」となって最悪、カジノの出入りを禁止されてしまうことがあります。
しかし、ある程度のゲームの偏りを理解してプレイをすることは決してルール違反ではありません。勝負どころだと思ったら、ある程度思い切ったベットをして、今まで負けた分をすぐに取り戻すようなプレイスタイルを身につけるのは一つの方法です。
負けているからとっていって単純に「ついていない」と考えるのではなく、実は有利なカードがまだデッキに残っているためチャンスは十分にある、と考える方法もあります。そのためには、完全なカウンティングは無理でも、現在自分が漠然とでも有利な状況にあるのか、ただ「バットビート」と呼ばれる不利なカードが集中している状況にあるのかを冷静に見極めることが勝利のためには欠かせません。
熱くなったら簡単に負ける
あらゆるゲームで共通していることですが「熱く」なってしまうと、冷静な判断ができず、簡単に負けてしまいます。これは無料のサイトで遊ぶことも、実際にカジノに赴いてプレイをするときも全く同様です。プレイのスタイルが雑になってしまうと、実際に身につくことも少ないですし、自分が負けた理由の「敗因」が分からないままになってしまいます。これは大変危険な状況です。
どのようにプレイをすればよいか分からなくなりますし、プレイの方法も雑になってしまい、結果的に「ただ勝てばいい」という考え方となってイージープレイが目立つになります。無用なオールインをかける、負けても次にさらにダブルアップをしてゲームの展開を早くする、などの状況が考えられます。
あらゆる知的ゲームで共通していることですが一定の「集中力」がなければ、安定して勝ち続けることは現実的には難しいといえるでしょう。それが曖昧なプレイになってしまうとぼやけてしまい、ゲームを冷静に判断できない「ティルト(傾く)」状態に陥っていることは十分にあります。
自信を持ってプレイをすること
ブラックジャックで勝つためには自信を持ってプレイをできることが、強くなるためのコツです。これには、どのようなカウントのとき、ヒットやダブルダウンをすればよいのか、完に近い形でマスターしなければなりません。ある程度のガイドブックは出ていますが、詳細は細かい確率論や期待値を計算しなければなりません。
そのためには、カウンティングの力量もある程度、備えていなければ正確な判断をできないままになってしまいます。自分が今、どのような状況にあるのかを判断することによって、勝負の状況を冷静に判断することができるからです。カードの一時的な偏りやバットビートによる連敗で同様しているようでは、本当の「強者」になるまでにはまだ、時間がかかることです。
冷静に状況を判断して「ここが勝負どころだ」と判断したときには、思い切ってベットをしてみるとよいでしょう。そして、実際にどの程度の勝率があるのか、自宅でデッキを用意してプレイの練習してみるのも実戦経験を高める意味でも役立ちます。残りのデッキの枚数を概算でもある程度、計算できるようになれば、勝負どころでのプレイをかなり学ぶことができるようになります。
ブラックジャックは簡単なゲーム性に見えて、実は考えてプレイをすることが実に多いものです。また、数学的な要素が強いゲームだからこそ「計算能力」である左脳を鍛えることが強くなるためのコツでもあります。その点をしっかりとマスターできるようになれば、自然と勝率を高くすることができて、実力向上につながること間違いなしです。
何かをゲームの中から学び取ろう
最初のうちはほとんど分からないことばかりで、手探りのことも多いでしょう。しかし、長くプレイをしていると「これはこういうことなんだ」というような小さな発見や、プレイで自分で悪いスタイルも十分に見つけることができます。この小さな気づきを多くすることで確実に実力をアップさせることができます。
これには、ルーズなプレイを長くしていたとしても決して身につかないところがあります。安定して実力を高めるためには、ブラックジャックの数学的な要素や、難しいアクションのケースなどを場合分けにして理解をしておくようにすることです。
実際にスプリットの判断や、ダブルダウンの急所での判断など迷うことは強くなったとしても決して少なくありません。これらは勘だけではなく、一定の経験と実力によって、「理屈」で判断できるようになります。
発生確率とバースト確率:バーストの確率はプレイヤー側のカードで違う

ブラックジャックでは、ディーラーとプレイヤー側との対戦となるため「バースト」のタイミングが重要なポイントとなります。ある程度、確率の概算を知れば、どのタイミングでヒットして勝負すべきか、冷静な判断基準となるでしょう。バーストの確率はブラックジャックで安定して勝つために重要なポイントなので、ぜひある程度知識に入れておくとよいでしょう。
ブラックジャックでは、ディーラーが17まではステイすることなくヒットしつづけるため、プレイヤーとしては、ディーラーのバーストを狙うか、16以下のハンドが悪いときには、ヒットをしてリスクを冒してでも、勝負カウントにするべきか、という点で迷うところでしょう。このあたりの判断基準は、実際にどの程度の「バースト」の確率があるかによって違います。たとえば、配られた2枚の合計が12以上、16以下のハンドとなれば、バーストの確率は「A」がない限り、発生することになります。
このとき、プレイヤーが注意しなければならないことは、自分がどの程度の確率でバーストするのか、ということを判断するべきです。12であれば、バーストする確率は絵札と10を引いたときなので、概算で約13分の4となり、バーストの確率は約30、77パーセントとなります。13の場合には約13分の5となり、38、46パーセントとなります。14の場合では、46、15パーセント、15の場合は53、85パーセント、16の場合は61、53パーセントとなります。
一概に勝負カウントではないからといっても、バーストの確率は違うため、厳密にいえば、ディーラーのオープンカードの数字によって、ヒットするべきかを判断するべきなのです。この点は長い目でみると「期待値」という考え方に集約されます。
ディーラーのオープンカードの重要性
ブラックジャックの醍醐味はディーラー側のカードが1枚しかオープンされていないところにあります。そのため、もう一枚のカードはプレイヤー側にみえないので、どの程度の強さで、ヒットするのか、そのままの勝負カウントになっているのかはわかりません。そのとき、プレイヤー側が迷うカウントのハンドであった場合、どうすればいいかの判断基準に迷いが発生することになります。
基本的な戦略としては、ディーラー側のハンドが強いと予想されるカードの場合ですと、プレイヤーは勝負カウントとなる17以上になるまで、ヒットをしなければならない、という定石が存在します。これは、ディーラー側のオープンハンドが絵札か10、もしくはAの場合には17以上のカウントになる可能性が高いため、それ以下のハンドでプレイヤー側がステイをしたとしても、勝利することが現実的に難しいからなのです。
このあたりのブラックジャックの基本定石を無視してしまうと、長くプレイをしてしまうと、結果的に勝てないままになってしまうことが予想されます。勝負カウントの目安は専門サイトや、カジノのガイドなどでも紹介されていますので、参考にされてみるとよいでしょう。
ブラックジャックは数学的なゲーム

ブラックジャックは長くプレイをすると、実に数学的なゲームの一つとされています。現在は禁止されているプレイスタイルとして「カウンティング」と呼ばれる技術があります。これは、ディーラー側が配られたカードを記憶して、どの程度のカードが残っているのかを予想して勝負する方法です。プロのブラックジャックプレイヤーも実際に使っていたとされる技術で、残りのカードの状況により、自分が有利な状況であるのかどうかを判断する高等テクニックです。
この考え方は、日本でもおなじみのゲームである「麻雀」ではよく使われる技術の一つになっています。実際に自分の手牌や相手の手牌、打ち筋から予想して、どの牌が残っているのかを考えてプレイをするのが技術とされています。パズル要素が強く、日本でも麻雀プロが活躍しており、アマチュアと技術が歴然と差があることを考えると、いかに残りの牌を予想することが技術として難しく、勝利に直結しているのかをうかがうことができます。
この方法と同様にブラックジャックでプレイヤー側に有利となる「A」や「10」の札が多く残っていると、ベット金額を多くして勝負する方法は勝利するために有効な方法です。しかし現在では「カウンティング」という技術は、ゲームをするときに禁止事項の一つとなっており、プレイのときにカードを数えることはできなくなっています。オンラインカジノのブラックジャックではデッキ数を多くしてカウンティング自体をできないようになど対策をしています。
しかし、実際にライブでプレイをするときには完全なカウンティングではなくても、Aの枚数や絵札の枚数を概算でカウントして、自分が有利な状況なのか不利なのかを判断するのは、ある程度、有効な方法といえるため、計算して勝負をするとよいでしょう。
カードカウンティング:初心者は避けた方が良い高度な技術

ブラックジャックはカードゲームの中でも唯一、プレイヤーが有利などといわれるカードゲームですが、色々な技、戦術がありシンプルなゲームだからこそ、勝つための策を考えるのが楽しいといわれています。その戦術の中にカードカウンティングがありますが、これは非常に高度な戦術です。
ブラックジャックに精通し熟練したプレイヤーしかできないといわれるカードカウンティングは、すでに開かれた(使用された)カードを自分で記憶し、未使用のカードに関してどのカードがどのくらい残されているのかを読んでいくという非常に高度な戦術です。未使用のカードの中にAce、絵札等の強いカードがどのくらいあるのか予測する、このカードカウンティングは、初心者が手を出せない戦術ともいえます。
カードカウンティングにはいくつかの流派があり、流派によって違いを持っています。例えば出たカードがAce、また10、絵札という場合は1枚マイナス1点、7、8、9であればゼロ、2、3、4、5ならプラス1点、こうした法則がありプレーしている間、次々と合計していくという一般的な流派があります。
合計数値がプラスになっている場合はプレイヤーが有利、マイナスになる場合にはディーラーが有利です。どうしてなのかというと、Aceがカードの山に多い状況となればブラックジャックの確立、つまりヒットの確率はプレイヤーもディーラーも同じとなります。しかしプレイヤー側がヒットした時には1.5倍です。
絵札が山に多く残されているときにもプレイヤー有利、これは17までヒットしなければならないディーラーに取り絵札はバースト確率が高くなります。しかもブラックジャックもできやすくなり、プラス、プレイヤーだけができるダブルダウンが決まりやすくなるという状況を作るからです。
カードの山の中に小さい数のカードが多いと予測される場合ディーラー有利となります。その理由ですがディーラーは16までにヒットしなければならないため、カードの山の中に小さい数字が多い方がバーストしにくくなり、プレイヤーはダブルダウンするとしても効果が薄くなる・・つまりディーラー有利な状況になります。
少ないデック数で実践することがコツとなる
カードカウンティングは実力を持っていてブラックジャックに精通している人ができるもので、初心者は行うべき戦術ではないといわれる戦術です。それは、カードカウンティングを行っているとディーラーが判断したとき、即対抗策を取られてしまうためです。
掛け金の額に不自然な強弱が見られること、プレイヤーの視線が妙に忙しく動くこと、ほかの人にヒットしたカードにも視線を向けるなどがみられるようになるとディーラーはプレイヤーが行っていると思われる戦術を見破ってしまいます。するとディーラーはピットボスからシャッフルを早めカードを読まれないための指示を受けたり、ディーラー自身が気が付き対抗策を練ってくるばかりか、プレー続行を拒否する事もあるくらいです。
一般プレイヤーがしないほうがいい理由はそこにある

一般プレイヤーはブラックジャックのカードゲームを楽しみに来ているはずで、実際に熟練した部レイヤー以外がこれを行うと、掛け金をうまく操りディーラーにわからないようにプレーすることが難しくなります。つまり戦術にとらわれるあまり、カードゲームを楽しめなくなるというデメリットを持っている戦術ということです。
素人がこの戦術を利用し、プレーを拒否する権利を持っているカジノ側にプレー続行を拒否されるなどの場面が出てくる有名なカジノ映画があります。その映画の中でも、熟練者ではない学生がこの手法を行ったことで、追い詰められる様子が出てきます。この戦術に関してはよほど戦術にたけていて、プレー数が多くプロと呼ばれる人以外、行うことが難しい要素が詰まっている戦術を考えられるわけです。
本格的にカードゲームを行っている熟練者は、こうした戦術を頭にしっかり入れ、その上でディーラーとの駆け引きを楽しめるわけで、そこまで到達していないプレイヤーにとって、この戦術はそぐわないことになります。
様々な種類があるカウンティング
カウンティングにはカジュアルシステムといった誰でも気軽に利用できる戦術もありますが、ほぼ、玄人が行う戦術だと考えておくべきです。カジュアルシステムは数値の高いカードが多いと感じた時には積極的に勝負し、数値が低いカードが多いと思う時には慎重にゲームを進めるという戦術です。
K-Oシステムはノックアウトシステムと呼ばれカウント値を利用するもの、レッドセブンカウントはハイローシステムを軸として赤の7のみ特殊に扱う戦術となります。こうした様々な種類がありますが、誰にでも気軽にできるといわれるカジュアルシステム以外は気軽に行いにくい戦術と考えておくほうが無難です。